何をしたらいい?子供を食中毒から守る3大原則

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梅雨本番。ジメジメしたお天気が続き、湿度と気温の高いこの時期は、食中毒が気になりますね。食中毒は、ウイルスや細菌が繁殖した食べ物を摂取することで、下痢・嘔吐やそれに伴う発熱などの症状が出ます。大人も子供も辛い症状ですが、子供は大人に比べて体力も抵抗力も弱いので重症化しやすいです。原因がはっきりしているものなので、しっかり予防していきたいですね。家庭での日頃の衛生管理を見直してみることが食中毒の予防になります。

1.菌をつけない

FCFG100105109_TP_V1食材と調理器具の管理が大切です。食材を扱う時は必ず手を洗いましょう。食材も、水で洗える野菜や魚などは丁寧に洗います。また、食材を保存するときはラップでくるんだり、ふた付の容器に入れるなど、生ものなどの菌を他の食材に移さないように保存します。包丁やまな板も、生の肉や魚を切るものと、野菜などそのまま食べるものを切るものと普段から使い分けるようにしておきましょう。また、急性食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌は傷口に多くついているので、手に傷がある場合は食材に移らないような配慮が必要となります。

2.菌を増やさない

無題調理は手早くし、出来上がったものは熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちにすぐ食べることが基本です。保存する時は、少しの時間でも冷蔵庫や冷凍庫に入れるようにします。ただし、冷蔵庫や冷凍庫で冷やしたり凍らせることで菌が死ぬわけではありません。繁殖を抑えるだけなので、早めに食べましょう。お弁当の場合は、しっかり冷ましてから蓋をしたり、傷みやすい食材の使用を避けることで、菌の繁殖を抑えましょう。抗菌シートや抗菌加工のグッズもたくさん出ているので使ってみるのも良いですね。他にも、食材の保存にも注意が必要になります。冷蔵庫は昔に比べるとかなり性能が良くなっていますが、それでも過信は禁物です。日にちが経った食品や生ものは避けましょう。

3.菌をやっつける

FCFG100141621_TP_V1調理の際にはしっかり中まで火が通るように加熱しましょう。生焼けや生煮えは危険です。まな板や包丁などの調理器具もウイルスや細菌が繁殖しやすいので、こまめに熱湯消毒や塩素消毒・アルコール除菌を行うことが大切です。

食中毒になってしまったら

1嘔吐や下痢が続いて苦しそうでも薬で止めず、菌を全部出してしまいましょう。薬で止めると逆に症状が長引く傾向があります。脱水症状を避ける為に水分補給は欠かさないようにしましょう。水分を摂ることでそれが刺激となって嘔吐を繰り返してしまう場合は、お腹が落ち着くのを待ってスプーン1杯程度の少量から水分補給を再開します。症状が重たい場合やおかしいなと感じた時はすぐに病院へ行きましょう。また、場合によっては二次感染するものもあるので、対処には十分注意しましょう。

まとめ

食中毒の症状は風邪や他の病気と間違えやすいですが、一緒に食事をした人の発症の有無やその症状で食中毒かどうかの判断にもなります。この機会に家庭での生活習慣を見直し、孤食を避け皆での食事を心がけたり、手洗いの大切さを家族で話すのも良いですね。