読書感想文例「注文の多い料理店」を読んで(小学生中学年)

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小学生、中学生、高校生向けの読書感想文の文例を紹介します。


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【中学生のためのZ会の通信教育】

注文の多い料理店」を読んで

小学生中学年

 私は読書感想文を書くとき、何を書こうかなやんで図書館に行きました。まよって本だなを二十分くらい見ていると、いっしょに来てくれたお父さんに一さつの本をおすすめしてもらいました。その本が私が書こうと思った「注文の多い料理店」です。表紙が暗くてあまり楽しそうじゃなかったけど、一度読んでみることにしました。
「注文の多い料理店」は二人のりょう師が犬といっしょに山に入って、そこで山猫の料理店を見つけ、お腹がすいていたので入ると塩などのたくさんの調味料を体につけさせられ、自分たちが食べられそうになっているということに気づき逃げていくという話です。
この話で一番心に残ったのは食べようと思っていた二人が実は食べられる方の側だったということです。りょう師はもともと犬があわをふいたときに犬のことをお金で数えていたみたいにかなり心が悪い人たちだと思いました。なので二人が食べられる側になり顔がきょうふでしわくちゃになっている場面はすっきりもしました。しかし、自分もいつもご飯を食べていて、お腹がすいて入ったレストランで実は私が食べられるかもしれないと知ったら、とても怖いと思います。いつもは当たり前にご飯が出てきて肉も魚も食べているけれど実は食べられるということはとてもこわくて、私たちは感謝しなければいけないとも思いました。他にも心に残ったのは、犬と山猫の関係です。山猫は人間を食べようとしていたのに、犬がくるとすぐに逃げてしまったのは山猫の弱点が見えたみたいで面白かったです。最後に興味をもったのはこのレストランです。りょう師たちは何もない所を歩いてきてお腹がペコペコになっていたところ、急に目の前にレストランが現れたのはレストランの主である山猫が見せていた幻覚だったのかもしれないとも思うと面白く思います。またレストランの中で最初は体に調味料をぬることを何もうたがわずにしていたりょう師たちがだんだんとうたがい始めて、最後に自分たちが食べられる立場を理解するという所に興味を持ちました。普段食べられることのないりょう師たちだからこそ面白かったです。
この本を読んで、食べる側と食べられる側についてあらためて考えることができて、感謝しなければいけないことが分かりました。他にも自然には食べるものと食べられるものの関係が存在していることも分かりました。また、りょう師は考え方が悪い人たちで、自分を助けてくれる犬のことでさえもお金でしか見ることができなかったからこんな仕打ちにあったと思うので、私は私を助けてくれる存在に感謝して山猫のレストランには入れられないようにしたいと思いました。今回本を読んでみてとても面白かったので、表紙で選ばずに、もっとたくさんの本をお父さんからおすすめしてもらったりして、読んでみたいと思うようになりました。なのでこの本に出会えてよかったです。(1,178文字)