奨学金を使って大学に行こう

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センター試験も終わり、いよいよ大学受験シーズン本番になりました。

日本の大学進学率は49.9%(2013年度)ということで、高校卒業生の約半分は大学に進学しているようです。

ところで大学に合格したはいいけれど、近年大学の学費が高騰していると言われています。
平成25年度では20年前に比べて20万円くらい上がっています。

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出典:http://www.garbagenews.net/archives/2202962.html

反面サラリーマンの平均給与(平成26年)は、20年前に比べて42万円も下がっているわけです。

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出典:http://nensyu-labo.com/heikin_suii.htm

よくネットで『親の年収で子供の教育レベルが決まる』と言った記事を見ますが、あながち間違いでは無いかもしれません。

では、普通のサラリーマンの家庭の子はもう大学には行けないのか?何か良い方法がないのか?
いやそんな事はありません。

ということで、学ぶ学生達の強い味方、奨学金についてまとめてみたいと思います。

1.奨学金の種類

奨学金と一口に言っても、そこには3種類のものがあります。

①貸与型

貸与型奨学金とは、学生が入学金及び学費に当たる金額の一部もしくは全部を借りて、卒業後何年間かに渡り返済するというものです。

代表的なものとしては日本学生支援機構の奨学金があります。


この奨学金には第一種奨学金(無利息)と第二種奨学金(利息付)があり、第一種と第二種を借りている人の割合は約1:2.5だそうです。

他にも各地方自治体などでも独自の貸与型奨学金を設けているところがあります。


銀行等の教育ローンも広義の貸与型奨学金と言えなくはないですが、一番の違いは奨学金は借主が学生なのに対し、教育ローンは借主が親になるということです。

②給付型

給付型奨学金とは、返済する必要のない、いただける奨学金です。一番身近なものは各大学の奨学金で、受験する前にある程度調べておく必要があります。当然審査基準、倍率が高く狭き門となっています。


③新聞奨学金

新聞奨学金というのは、各新聞販売店の仕事に従事することで受ける奨学金の事で、返済の必要がなくしかも住込みで働けるので、学業と仕事の両立は大変ですが経済的にはとっても楽な制度です。

2.日本学生支援機構の奨学金の借り方

日本学生支援機構の奨学金の借り方には次の2つがあります。
①予約採用
大学進学前に奨学金の申込みをしておく。在学している、若しくは卒業した高校に申込みます。
②在学採用
大学進学後に奨学金の申込みをする。在学している大学に申し込みます。

3.保証人っているの?

奨学金を申し込むときには、次のいずれかを選ばなければなりません。

①機関保証に加入する(機関保証)
一定の保証料を払って、保証期間に連帯保証してもらう仕組み。
②連帯保証人と保証人を選任する(人的保証)
連帯保証人と保証人をつける仕組み。
最近は連帯保証人になってくれる人はなかなかいないので、機関保証してもらうのが多いのではないでしょうか?

4.返済方法

貸与終了時に返還誓約書に記入した返還方法(毎月返済・月賦・半年賦併用返還)にて返していきます。

5.返済が滞った場合は?

日本学生支援機構もしくは債権回収会社より督促があります。

本機構では、返還が滞っている方についての架電業務を債権回収会社に委託しております。
個人情報保護の観点から、ご本人、連帯保証人、保証人と確認が取れない場合には、内容をお話ししておりません。
また、留守電に本機構の委託業者であることを名乗ることも控えております。
架電させていただいた返還者の方から「振り込め詐欺」ではないか?とのお問合せを多くいただいておりますが、不審に思われる場合には、まず返還金が振替不能になっていないかご確認いただくことをお願いいたします。
出典:http://www.jasso.go.jp/shogakukin/index.html

6.最後に

今や地方から東京もしくは大阪等に大学進学させると、だいたい4年間で一人1千万円かかると言われています。そう考えたら親の収入だけでは大変な事だと思います。なので奨学金等の制度を使って、特に大学によっては給付型奨学金の充実した学校もありますので、ぜひ進学の夢を叶えてあげられたらと思います。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。