読書感想文例「鼻」を読んで(高校生)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

13

小学生、中学生、高校生向けの読書感想文の文例を紹介します。




参考記事:読書感想文がなぜ書けないのか最近になって分かった話―小論塾

」を読んで

高校生

芥川龍之介の小説は文章の短い作品が多いので読んでみようと思いました。その中で『鼻』という作品に興味を持ちました。
この小説は、主人公・内供の『長すぎる鼻』が短くなって元に戻る話です。初めに『長すぎる鼻』で人目を気にしていました。『長すぎる鼻』が短くなったら人目を気にしないのにと思っていろいろ試してついに弟子の秘法により『鼻』が短くなりました。ところが短くなったのに前にも増して失笑されるようになりました。それで今度は鼻が元の長さに戻ったらいいのにと思い元に戻ったというユーモアのある面白いお話です。
実は主人公は『長すぎる鼻』が嫌いだったのではなく、『人に笑われる自分』が嫌いだったのです。外見や障害などシュールな自分を気にするのか世の中の自分の風評を気にするのか難しいところです。日本では世間体を気にするので、地域にもよりますが風評を気にする方は多いです。自分がもし『長すぎる鼻』のようなシュールな外見を持っていたら失笑されたら短くしたいです。しかし、世間は整形手術だと笑うでしょう。整形手術と騒がれて失笑を買う自分はもっと恥ずかしいです。
主人公・内供はお坊さんですがきわめて人間臭いと思います。世の中で整形手術が盛んになるのも頷けます。本当に整形手術が駄目なのか考えてみると日本では整形手術で人を欺くことは良くないとされていますが、隣国・大韓民国では容姿・学歴・語学力という3つのスペックがないと就職できない現実から整形手術が盛んになっています。
話が脱線してしまいますが、整形手術は費用も掛かり、身体にメスを入れるなどによるリスクもあります。このことから整形しなくても失笑を買わない世の中があればいいのにと思います。主人公は鼻が元に戻って良かったか悪かったか本人の心理描写が無く、本人の気持ちはわかりませんが、シュールな外見は嫌だけど整形だと人に笑われる自分がもっと嫌というのは自分には痛いほどよくわかります。内面の問題として、他人に対して『ありのままの自分』でいいと言う結論を下すほどの勇気はまだ自分にはありません。
『ニキビ』など治りやすい外見であれば治そうと努力して治します。でもそれが治しようがない障害であれば自分を認めるしかないです。良いところも悪いところも自分を認めることで私はやっていこうと思います。しかし周囲が失笑するとき私は失笑する側には周りたくないです。
実はこの問題は登場人物だけでなく、登場していない人も含めての人間の世の中全体の問題だと思います。人間は第一印象に弱いから第一印象を良くする努力は必要ですが、限界を超えると隣の国・韓国のようにみんな整形手術するような世の中になってしまいます。日本はそういう国柄になっていないけれども逆に整形手術した人を失笑しています。
内面が大事なのか外面が大事なのかという前提で考えるなら内面的にしっかりしている人との人間関係は壊れにくいので、外面より内面が大事と言う結論を出す人が多いと思います。しかし人間は可能であれば第一印象を変えてしまう動物です。変更するステップが小さいほど外面も変えようとするでしょう。
例えば、女性が化粧をするのは何故でしょう。すっぴんでいいのでしょうか?日本は少なくとも公的な場では化粧をします。このことからも人間は第一印象に弱い生き物だというのが私の結論です。だから笑うべきは主人公内供ではなく、人間の心の醜さなのではないでしょうか?むろん私も心の醜さという内面の結論に達しました。
「他人は変えることができないけど自分を変えることはできる」という言葉が流行言葉になっています。でもその言葉を自分で行う事はあっても他人にそれを進めるのは気がひけてしまいます。人間らしい生き方のため、外見で差別しないすごしやすい世の中になってほしいです。ユーモアのある作品ですが角度を変えると含蓄のある作品で趣が深かったです。(1,605文字)

参考記事:読書感想文はコピペで済ませよう!そのまま使える例文を一挙10件公開

参考記事:初心者でも簡単!高校生におすすめのバイト10選

医学部 受験特集

小論文・面接対策

医学部へ行くには?

大学入試センター試験

英語学習アプリ

大学入試改革

広告