新学期が始まって1ヶ月。中学1年生や中学2年生になって、英語の勉強が難しく感じるようになってきた人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は友人の塾講師から教わったオススメの英語参考書や問題集を紹介します。
まず初めに、中学英語で必ず実行して欲しいことを確認しておきましょう。それは「音読」です。音読無くして英語なしと言っても言い過ぎではないと思います。英語は言葉です。何よりも英文の音読を通して身に付けることが一番良い方法なのです。
1.教科書
学校指定のものであればどれを使っても大丈夫です。中学英語で大事なのは何よりもまず「教科書を完璧にする」ことです。参考書や問題集も必要ですが、それはまず教科書がある程度身についてからの話になります。学校の授業をとにかく集中して聞いて、家では教科書の音読を何度も何度も繰り返す。これを1年続ければ、今の自分では想像もつかないくらいに力がつくことでしょう。
平成28年度版中学校英語教科書『NEW CROWN』|三省堂「英語教科書」
2.くもんの中学英文法
中学3年までの英文法が収録されています。はっきり言って、現時点で日本の公立中学の授業レベルは低いと言わざるを得ません。事実、私立中高一貫校では「先取り学習」の名のもとに、中学3年になる前に一気に中学の内容は終えてしまうところが多いです。でも、落ち込む必要はありません。私立に行けなくても、自分で参考書を買って解けばいいだけの話です。それには『くもんの中学英文法』が最適です。
3.Mr.Evineの中学英文法を修了するドリル
先ほどの『くもんの中学英文法』では堅苦しすぎて退屈。という方には、この『Mr.Evineの中学英文法を修了するドリル』がオススメです。心がけて欲しい使い方としては、とにかく集中して早く問題を終えることですね。
4.くもんの中学英文読解
実を言うと、中学英語に関する参考書や問題集というのは、まだまだ未発達なところが多く教材自体のバリエーションが少ないのが現実です。内容に物足りなさがなく安定していて、確実にオススメできるものというと、どうしても『くもん』のシリーズが多くなってしまいます。こちらは読解編ですが、文法の知識を読解で使える形に変えてくれる良い本です。
5.くもんのハイレベル中学英文読解
『くもんの中学英文読解』では物足りない、物足りなくなったという学生に最適なのが『くもんのハイレベル中学英文読解』です。問題点としては、レベルが高いので、分からない所(疑問点)を解決するには先生などの力を借りる必要があることでしょうか。この本を完全独学できるのであれば、高校レベルの参考書を使っても良いレベルに達していると言って良いでしょう。
6.くもんのハイレベル中学英語-文法・作文スーパーステップ
平均レベルの中学生を目指すのであれば、ここまでやる必要はないのかもしれません。ただ、高校に入っても、それどころか大学進学・就職をした後も英語とは一生付き合っていくことを考えればやっておいて損はないと思います。文法は作文を通して「実際に使ってみる」ことで初めて身につきます。逆に言えば、文法の本だけ読んで「ふむふむ、わかった。」では身にはつかないということでもあります。
7.くもんの中学英語リスニング
最近はリスニングも試験で必須になりつつあります。リスニングには「発音」「単語・熟語」「文法」など幅広い知識が必要となるので、最初に取り組むのは難しいかと思いますが、強いて挙げるのであれば、この参考書を使ってはいかがでしょうか。
8.どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
中学生の段階でここまでやっていれば、一般的な中学生レベルの問題は楽勝になると思います。この本は、中学英文法だけでどのくらいコミュニケーションができるのか。について教えてくれる参考書で、TOEICを受験する大人の間でも人気の高いものとなっています。
9.例文で覚える中学英単語・熟語1800
中学英単語に関する単語帳というのは非常に数が限られているのですが、その中でもオススメなのが『例文で覚える中学英単語・熟語1800』です。これを覚えてしまえば中学英語に関しては、もはや敵なし状態といっても良いでしょう。ただ、高校レベルの単語帳にも早い段階で手を着けておいた方が後々困らないかなとは思います。
10.英単語ターゲット1200
中学英単語レベルに加え、高校初歩レベルの英単語が収録されています。高校1年生でも使っている英単語帳ですが、中学生の時点でここまでやっておいても良いのではないかと思います。日本の教育カリキュラムは中学生は比較的ゆったりしていますが、高校生になると急にスピードアップしますので、早めにできることは終えておくと後でかなり優位に立てます。
いかがだったでしょうか。以上、中学英語に関しては敵なしな状態を作るための参考書や問題集を紹介してきました。英語ができれば見える世界は大きく変わります。当然、人生も大きく変えられます。大人になって後悔する人が多い「学生時代の勉強不足」に陥らないためにも、中学生の今、必死で勉強を頑張っていただければと思います。