音楽教諭、音楽の先生を目指している人は世の中にはたくさんいます。しかし、本当に音楽の先生になれる人はほんの一握りしかいません。つまり、教壇に上がっている音楽の先生はすごい人なのです。さて、今音楽の先生を目指して頑張っている人は多いでしょう。でも、不安な気持ちは強いですよね。将来、音楽の先生になれるようにやっておきたい5つのことを紹介します。
最低限のピアノの演奏技術を身に着ける
あなたの専門がピアノであれば特に心配することはないのかもしれません。実はピアノが苦手な音楽の先生は大勢います。音楽の授業自体は工夫すればピアノは使わずにできるでしょう。授業でピアノを使わない先生は大体ピアノが苦手なタイプです。しかし、最低限のピアノすらできなければ採用はあり得ません。いくら専門分野で実績を残していても、だめです。採用のためには逃げることができない難関です。
自分の専門外の領域の知識を身に着ける
音楽の先生は合唱を得意とする先生、器楽を得意とする先生、指揮法を得意とする先生、ピアノを得意とする先生に大まかに分かれます。自分の得意な領域は誰にも負けないレベルにしておくことは当然のことです。大事なのは自分の専門外の知識を幅広く身に着けておくことです。特に部活動では合唱の先生が吹奏楽部の顧問をしていたり、その逆も非常に多いです。生徒に十分な指導をするためには、専門外の実技や音楽の歴史などの知識を身に着けておきましょう。
小学校教諭の教員免許を取得する
音楽教員の場合、音楽の専科の教員として小学校に勤めるというのはよくある話です。その配属になった場合、小学校の免許がない教員は音楽の授業以外の指導はできません。そのため、仕事に余裕が生まれて間違いなく雑用係にされてしまいます。小学校に配属されても教員として、たくさん教壇に立つには小学校のきょいん免許を取得しておいたほうが良いでしょう。たとえ音楽の授業の担当しかしない場合でも、取得しておいたほうが保護者としても安心できます。音楽系の大学で小学校課程がない場合は、教員資格認定試験で取得することができます。
他教科の教員免許を取得する
音楽の先生はなりたくても誰でもなれるものではありません。また、採用枠はとても少ないですし、採用がない年もあります。そうなって困った時の保険として他教科の教員免許も取得しておくことがおすすめです。できる限り、その教員免許も一種でとりましょう。複数教科の指導ができる教員は採用の際に有利に働くところもあります。できる限り。5教科から選びましょう。ただし、社会科に関しては高倍率な傾向が強いためあまりお勧めはできません。
自分の立場は教育者であることを自覚する
個人として結果を残してきて教員になる方もいるでしょう。たくさんのすごい実績を持ったプロという方もいることでしょう。気を付けるべきは、自分は音楽のプロとして働くのではなく、教育のプロとして教壇に立っているということです。音楽が苦手な生徒もいます。そう言った生徒に対しても教育者としてきちんと育てる力が求められます。