どうすれば防げる?夏の蚊、気になる5つの問題

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夏本番に向かって、蚊に悩まされる季節がやってきました。ただでさえ蚊に刺されると痒くて辛く、子供が刺されると掻きむしって可哀そうですが、最近ではデング熱やジカ熱のニュースも聞かれるので気になりますね。特に今年の夏はブラジルでオリンピック・パラリンピックが開催されるので、人の往来によって日本にもジカウイルスが持ち込まれるのでは、と少し心配になる人も多いのではないでしょうか。ジカウイルス感染症を防ぐためにも、蚊を防ぐポイントを紹介します。

どうして蚊に刺されると病気になることがあるの?

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ウイルスを持った蚊に刺された人の血液を蚊が吸うと、蚊の体内でウイルスが何十倍にも増えます。蚊は吸血するときに、血液の凝固を防ぐ役割を果たす唾液を出しますが、その唾液の中に増殖されたウイルスが何千個も含まれることにより、病気が広がっていくのです。

虫よけスプレーの効果的な使い方は?

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蚊を近づけないためには、虫よけスプレーなどを使用することが効果的です。特に「ディート」や「イカリジン」が含まれるのは、虫よけ効果が高いと言われ、医学的に「吸血直前に匂いを察知し、刺す気をなくす効果」が確認されています。イカリジン入りの虫よけスプレーは、幼乳児でも使えることを目的に、最近日本でも認可されたものです。虫よけスプレーは塗られていない場所があるとそこから刺されるので、ムラなく塗ることがポイントです。定期的に塗りなおすと更に効果的です。

公園など野外で遊ぶときは何に気をつければ良い?

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なるべく肌の露出を控えましょう。素足でのサンダル履きを避け、長袖長ズボンの着用を心がけましょう。蚊は色の濃いものに近づく傾向があるので、黒などは避けて白など薄い色の洋服を選ぶようにします。また、植込みや木陰には近づかないようにしましょう。蚊は花の蜜や植物の汁を主食とするので、それらが豊富にあり、雨風や直射日光を避けられる場所は蚊にとって最適なのです。

蚊を増やさないためにはどうすれば良い?

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蚊の発生を抑えることも大事なポイントです。ある程度日陰の場所で夏場に1cmぐらいの水たまりが10日間ほど乾燥せずに残っている場所があれば、どこでも幼虫の発生源となります。特に狭い水たまりのような場所を好む傾向があるので、家の周囲に不要な水たまりが無いかチェックしましょう。空き缶やペットボトル・植木鉢の受け皿・野積みされた古タイヤの溝やつまった側溝など、水がたまっている場合は小まめに捨てることで、発生が防げます。

室内ではどうしたら良いの?

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蚊は熱や匂い・炭酸ガスに反応して近寄っていく習性があるので、テレビをつけたり、飲み残しのビールや炭酸水を部屋に置いておくと良いでしょう。アロマの香りも効果的です。また扇風機を使用すると蚊が近寄ってきません。

まとめ

蚊に刺された場合は、絆創膏やテープを貼り空気に触れなくしたり、患部を冷やす、逆に蒸しタオルをあてると効果があります。蚊の発生を抑え、日常生活でのひと手間で蚊を防いで、夏を快適に過ごしましょう。