夏休みが始まり、プールや海に出かける家庭も多いのではないでしょうか。せっかくなので、その機会に水泳教室を開催しましょう。おうちの人が先生なので、子どもも安心して練習ができますね。子どもに水泳って楽しい!と思わせるポイントをまとめてみました。
1.水に慣れる
最初は、水に顔をつける練習をしましょう。まずは塗れた手で顔に触れたり、自分の手の平に顔をつけたりして徐々に水に顔をつけられるようにします。プールに行く前に家庭のお風呂やシャワーで慣らしてから行くのも良いですね。
2.水中での呼吸法を覚えよう
基本の呼吸法は「鼻から息を吐いて、口から息を吸う」です。これが上手にできないと、鼻から水が入ってしまい、子どもが水に対して恐怖心を持つ場合があるので気を付けましょう。「ん~」と言いながらブクブクと鼻から息を吐いて顔をつけ、「パッ」と口で息を吸いながら顔をあげます。まずは水から出て練習してみましょう。
3.水の中で目を開けてみよう
泳げるようになるための第一歩は、水の中で目を開けることです。ボールの色を当てるゲームや、水中ジャンケンなどを使って、水の中で目を開ける練習をしてみましょう。
4.頭までもぐってみよう
次は頭までもぐってみましょう。水中での呼吸法や目を開けることも併せて行います。可能であれば、少し重めのものを水中に沈めて宝探しをしたり、フラフープを使ってトンネルくぐりをすると良い練習になります。
5.色々な姿勢で浮いてみよう
まずは上向きで浮いてみます。大人の方に子どもの頭をのせて支えてあげましょう。体に力が入っているとうまく浮くことができないので、リラックスさせて安心させてあげて下さい。上向きができたら、うつ伏せで浮いてみましょう。大人の両肩をつかませて、大人は両手で子どもの腕を支えます。鼻から息を吐いて、数秒経ったら顔をあげましょう。最後は、両膝を抱えて体育座りの姿勢でだるま浮きをしてみましょう。息をたくさん吸い込むと上手に浮くことができます。
6.浮いたところから立ってみよう
浮いたところから立ち上がる練習をしましょう。これが上手にできないと、立ち上がるときに水を飲んでしまうこともあります。水中で息を吐くと同時に、足を胸に引きつけます。大人は子どものお腹と膝の裏に手をいれ、両足を沈めるように補助します。「パッ」で息を吐きながら立ち上がります。
7.お家の人に飛びついてみよう
浮くことができるようになったら、進む練習をしましょう。水中に立ち、離れたところに立っている大人に勢いよく飛びつきます。この練習で、水中に進む感覚をつかむことができます。慣れてきたら距離を伸ばしてみましょう。
8.けのびで進んでみよう
けのびは、プールの壁を蹴って、伸びの姿勢のまま水中を進む方法です。頭の上に両手をピンと伸ばして重ね、頭を両腕にはさみます。あごはぐっと引きましょう。これがけのびの姿勢です。手の先から足の先までまっすぐな姿勢をとることがポイントです。少しずつ距離を伸ばして練習してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。長距離を速く泳げる必要はなくても、最低限度泳げることは身を守るためにも必要なことです。親子で水遊びを通して子どもに泳げるようにコツを教えてあげましょう。マスターしてしまえば、水辺で遊ぶ際にも安心ですね。