今や子供にとっての受験は避けては通れないものになっています。小学校受験もその一つです。みんな地元の公立小学校に進むのだと思っていたら、受験をして国立や私立の小学校へ進むらしい、と言う話を耳にしたこともあるのではないでしょうか。そもそもどうしてみんな受験したの?受験せずに公立を選んだのはどうして?気になる理由を見てみましょう。
私立中学校を選ぶメリット
【私立のメリット1】安定した教育を受けられるから
公立は良い先生に当たるかは運次第、と言ったところもありますが、私立は学校の校風や教育方針が確立していて、それに沿った教師が揃えられているため、安定した教育が受けられます。基本的には教師の転勤・移動が無いのもポイントです。
【私立のメリット2】同じ価値観を共有できるから
受験を勝ち残ってきた同志なので、同じ目標を持つライバルとして切磋琢磨していくことが出来ます。また、同じような価値観を持つ家庭で育った友人に出会えるので、親子ともども理解しやすく、分かり合えると言えるでしょう。
【私立のメリット3】受験の心配がないから
系列校を持つ私立であれば、中学、高校や大学までエスカレーター式で進学出来るので、受験の心配がなくなります。10代の貴重な時間に何度も受験を経験せずに済んだり、受験で途切れることなく部活動に集中することが出来ます。また、地域によっては公立中学校の治安の悪さから、中学から受験をするところも多いようですが、倍率があがる中学受験を避けるために小学校で受験をする家庭も多いようです。
【私立のメリット4】学習環境が素晴らしいから
なんといっても学習環境が整っています。学校内の設備が最新機器を揃えていたり、公立では見られないような特殊な部活動があったり、留学などのプログラムが充実していたりします。
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公立中学校を選ぶメリット
【公立のメリット1】金銭面での負担が少ないから
やっぱり金銭面では公立に軍配が上がります。公立に比べて私立は高額な授業料、寄付金の他に通学にかかる交通費がかさむ場合もあります。習い事をされているご家庭は、その他に習い事の費用もプラスされます。一般的に「大学まで子どもにかかる教育費は、1人1000万円」というのが定説になっていますが、あくまでもそれは公立を選んだ場合の話です。
(単位 円) 出典:平成26年度子供の学習費調査(文部科学省)
【公立のメリット2】近所に友達ができるから
歩いて行ける同じ地域の子が通うので、近所に友達ができ、放課後も気軽に遊べて自主性が育ちます。いわゆる幼馴染ですが、将来地元を離れても、帰ってきたときに会える地元の友達ができます。また下校指導や地域の子供会など、地域に密着した教育や活動に参加することが出来ます。
【公立のメリット3】公共性が身に付くから
受験が無いということは誰でも通えると言うことなので、親の職業や家庭の所得層、教育方針と言った面でも様々な友達が出来ます。良い意味でも悪い意味でも影響を受けることはあると思いますが、それによって公共性も身に付きます。
【公立のメリット4】受験を経験できるから
自分である程度希望の進路を考えられるようになった時に、自分で選んだ目標に向かって受験をすることが出来ます。自分で勝ち取った喜びはもちろん、例え失敗したとしても挫折を味わうことも大切な経験です。これらの経験が社会に出た際に役立ちます。
参考記事:小学生を学習塾に絶対に行かせてはならない8つの理由
国立中学校を選ぶメリット
おさえた費用で安定した教育を受けられるから
国立大学付属小学校という選択もあります。公立と私立の中間くらいで、費用も私立ほどはかかりません。ただ、受験に際して抽選が行われるので、ペーパーテストだけで合格は出来ません。運も必要となってきます。国立を受験する方は私立と併願か、ダメなら公立へ、という選択が多いようです。
まとめ
それぞれの学校に良さがあると思います。まずは、現在通っている方や、過去に通わせていた方からお話を聞くなど、学校の様子を知ることが大切です。お子様の性格や進みたい方向に合わせて学校選びが出来ると良いですね。