最近では、授業にデジタル教材を使用する学校も増えてきています。社会に出ると仕事でもインターネットを使うことが当たり前になってきている現在、子どももインターネットを使った知らべ学習が中心になってきたり、通信教育でもタブレット教材が広まってきたりすると、小さいうちからデジタル機器に触れさせておこうかな、と思いますよね。一方でネット依存などの問題があるのも事実です。上手に付き合っていくために、問題点を見ておきましょう。
ゲームから始まるトラブル
10歳で約半数がすでにインターネットを利用しているという統計があり、その約3割がゲーム機からの使用となっています。オンラインゲームで遊ぶようになると、不特定多数の人と交流ができるようになるので、ここからトラブルが発生する場合が多くなります。スマホやタブレットを持たせていないからといって、安心はできません。特にオンラインゲームは、大人も多く参加しているため、一緒になってプレイしていると深夜にまで及ぶことがあります。夜型の生活になってしまうと、生活リズムが崩れ、昼間の学習にも影響を及ぼします。ひどい場合になると不登校になってしまうこともあります。
小学生も利用するインターネット
子どものインターネットの利用割合は、10歳で約半数、15歳で約9割にもなります。調べ学習などでネットが活躍しますが、まだ使い方を理解していないことを忘れないようにしましょう。知らないうちにトラブルに巻き込まれる心配があります。子どもをネットの危険から守るために、家庭で安全な環境を整えてあげましょう。巻き込まれるトラブルとしては、個人情報の流出や、出会い系などで見知らぬ人から「会おう」と誘われたり、誤って高額な有料コンテンツを購入することなどがあげられます。
長時間化するインターネット利用
インターネットの利用時間は、年齢とともに長くなっていく傾向にあります。10歳ですでに2割以上の子どもが、1日に2時間以上インターネットを使っているという実態があります。生活リズムや学習時間にも影響が出て居ると思われます。特に、布団に入ってから寝るまでの間のスマホ利用率が高くなっており、睡眠時間減少に影響がないとは言い切れないようです。
ネット依存・スマホ依存
ネットと密接した生活を送ることで、メッセージの返信をすぐしなければいけないと感じたり、チャットから抜けられない、ネットゲームがやめられないなど、ネット依存・スマホ依存を引き起こす可能性もあります。そのような子どもは、イライラしたり、睡眠不足で疲れやすく、集中できない、など以外にも、家族との団らんや友達と外で遊ぶなど大切な時間を失うことにもなります。
まとめ
インターネットは便利で生活にも仕事にも便利なものですが、使い方を間違えるととても恐ろしいものになります。上手に付き合っていくためにも大人がきちんとフォローして見守っていくことが大切です。