ゲームやスマホ・タブレットなどのデジタル機器は、今や子どもも使いこなし、生活になくてはならない存在になっています。その一方トラブルが多いことも事実です。小さな子どもが使う場合は大人が注意をしてあげる必要がありますね。子どもが家庭でデジタル機器を使用する際の、上手な付き合い方をみてみましょう。
使用時間を決めよう
デジタル機器を子どもが使う場合、特に気を付けたいのが時間です。夢中になって時間を忘れてしまうので、放っておくといつまでも使い続けてしまいます。勉強はもちろんのこと、友達と外で遊ぶ時間もなくなってしまうと身体面での成長にも影響を及ぼします。日本小児科医会では、1日のデジタル機器使用時間を2時間以内に制限することを推奨しています。布団に入ってから寝るまでの間の用率が高いという統計も出ているので、夜は親にスマホやゲームを預けるなど、ルールを決めるのも良いでしょう。
家庭での会話を確保しよう
家族とのコミュニケーションが少なくなると、ネット依存やネット上での対人関係・高額請求などのトラブルの発見が遅くなります。トラブルが発生したときも、事態が深刻化する前に発見できるように、家族と過ごして会話をする時間を確保するようにしましょう。
視力への問題に気を付けよう
ゲームやスマホ・タブレットなど平面画面を操作する場合は、テレビよりもずっと近い距離で見続けることになります。近視を進ませる危険があるので、注意が必要です。また、スマホなどから出る光に含まれるブルーライトの影響もあります。長時間の使用は避け、目を休めるようにしましょう。
使うときは、親子で一緒に使おう
子どものデジタル機器への依存を防ぐために、使うときは親子で一緒に使うと良いでしょう。長時間の使用や、知らない人とのやりとりに注意することができます。また、フィルタリングも有効です。誤ってゲーム内で有料アイテムを購入してしまったり、有害サイトへアクセスしてしまうことを防ぐくとができます。子どもが何をどのように使っているのか、大人が把握していることが大切です。
デジタルデトックスの時間を作ってみよう
一時的にデジタル機器を使用しない時間を過ごす、「デジタルデトックス」を行うことで、時間の豊かな使い方について考えることができます。ネット依存の予防にもなりますね。家族で一緒に過ごしていても、お互いにスマホやゲームをしていて会話がない状態だと、コミュニケーションは取れません。こうした状態を防ぐためにも、例えば夕食の時間はスマホを使わないなど、「デジタルデトックス」の時間を作ってみましょう。家族の会話を楽しむ時間が増え、会話も弾むはずです。
子ども部屋には置かないようにしよう
夜更かしをしてしまったり、部屋に閉じこもって家族とコミュニケーションが取れないことを避けるために、子どもが小さいうちは、子ども部屋にはテレビ・ビデオ・パソコンなどを置かないようにしましょう。スマホやゲームも子どもが寝るときは、大人が預かるようにすると良いですね。
まとめ
デジタル機器は、正しく使えばとても有益なツールです。どう使ったら安全なのか、子どもにもしっかりと伝えていくことが大切ですね。