全日制とは違う?通信制高校の選び方7つのチェックポイント

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全日制高校に何らかの理由で通えなかったりするのが生徒が通うのが通信制高校と思っていませんか。現在は、時間が自由に使える特色を生かして積極的に通信制高校を選ぶ選択肢もあります。映像教材などで学びながら、何日か学校に行き授業を受けるというスタイルが一般的です。全日制の高校と異なり、偏差値のような比較のものさしがないので選び方がわからない……という方のために選び方を紹介したいと思います。

1、スクーリングの日数

通信制高校の校舎に行って授業を受けることをスクーリングといいます。通信制高校の中でも、スクーリングの日数にはばらつきがあります。ほとんど行かなくてもいいところもありますし、生徒によって必要なスクーリング回数は異なることもあります。年にまとめて修学旅行感覚でいけばいいところもあります。多くの通信制高校は単位制といって卒業に必要な単位数を取得すれば卒業できるというシステムなので、生徒によって取得する単位が違えばスクーリング回数も変わってくるのです。

2、通学可能な距離にあるかどうか

通信制高校とはいっても、前述した通りスクーリングなどで校舎に向かう必要はあることが多いです。またサポート校のように、通常の授業をしたりレポート作成の指導をしてくれる場合もあります。そのため、通学可能な範囲に校舎があるかどうかも重要になってきます。ここでいう通学可能な距離というのは、全日制の学校に何らかの理由で通えなくなった生徒が通える距離です。健康な高校生であれば片道一時間程度かかろうとも通学可能ではありますが、病気などで通学が難しくなってしまった生徒にとって一時間の移動はつらいものかもしれません。場合によっては一人での通学が厳しく保護者の送迎が必要となるかもしれません。そのようなことも加味したうえで通学可能な距離にあるかどうかを考えて学校を選びましょう。

3、目的に合っているかどうか

通信制高校にはさまざまなタイプがあります。生徒同士の交流が盛んで人とコミュニケーションをとることができるタイプや、高校卒業の資格をとるためのサポートをだけを行うタイプなどです。また、大学受験に特化した授業や、美容や芸能、音楽などの専門的なコースがある通信制高校もあります。全日制の高校では無理だったけれど通信制高校では人と積極的にコミュニケーションをとりたい!と意気込んで高校卒業の資格をとるためだけの学校に入ってはがっかりものですし、高校卒業の資格だけちゃちゃっととって他のことに時間を充てて将来に備えたいと思ってコミュニケーション重視の学校に入っても煩わしいかもしれません。どういうタイプの高校かをしっかり見極めましょう。

4、学費

やはりどうしても気にしなければいけないのが学費です。通信制高校の学費は私立か公立かで大きく変わってきます。もちろん私立の方が高いのですが、私立の通信制高校はより手厚いサポートをしてくれます。公立の通信制高校では自主的に学ぶことが基本なので、自己管理能力と最低限中学レベルの学力が必要とされることが多いです。中学から不登校で中学レベルの学力が満足に身についていないのであれば、私立の学校をオススメします。

5、転籍や編入の制度

全日制高校の年度の途中で学校に通えなくなってしまった場合、年度の途中から編入できるかどうかというのが非常に重要になってきます。やはり勉強はブランクが空くとその分忘れてしまうので、ブランクをあけずに勉強したいものです。この年度の途中からの編入ですが、いつでも可能な学校とそうじゃない学校があります。4月と10月に入学可能というのも多いようです。また、通信制過程から全日制に転籍できる学校もあります。通信制高校で学校に慣れてゆくゆくは全日制に通いたいという方はそのような学校も視野にいれることをオススメします。

6、学校のサポート体制

学校によってサポート体制はとても大きく異なります。通信制高校の卒業をサポートしてくれるサポート校という塾のような機関と連携をとっている学校、インターネットを利用して授業を受けられる学校や、不登校やいじめ被害者のためスクールカウンセラーがいる学校などさまざまです。このようなサポート体制があるのが通信制高校の魅力です。

7、先生との相性

これは不登校の生徒にとって大切なことなのですが、あまり厳しい先生や不登校に理解のない先生がいると萎縮してしまいがちですし、登校しづらさが生まれてしまいます。比較的優しい先生の多い通信制高校ですが、学校というものに不信感や嫌悪感を抱きやすい不登校の子どもにとって、先生との相性は想像以上に大きなものです。不登校の生徒や不登校の子どもをお持ちの保護者の方は一度学校の先生と話してみることが大切だと思います。

まとめ

一般的な通信制高校は、本校が自然豊かな地方にあり、東京などの大都市部にサポート校があるというタイプが多く、都会と農山村の良い点を生かしています。例として、勇志国際高等学校の場合は、本校は熊本県の天草にあり、東京、千葉、福岡などに学習センターがあります。大手予備校と変わらない授業やサポート体制が受けられる一方で、海に面した本校でマリンスポーツなども楽しめるスクーリングも行われています。

参考リンク:勇志国際高等学校



通信制高校は直接その高校に入学を申し込むタイプと、専門学校などが運営するサポート校を通じて申し込むタイプがありますが、通信制高校もサポート校も体制は変わりません。通学や学費の支払いはそれぞれ特色があるので、通信制高校・サポート校のどちらを選ぶにもも資料をチェックしましょう。
通信制高校への資料請求は一括して複数の高校へ資料請求できる通信制高校とサポート校の無料資料請求サイト【WAZO通信制高校・サポート校】というサイトもあります。学校として重点を置いている分野や学費やサポート体制も様々ですので、参考になるでしょう。