寝る子は育つは本当だった!子どもの睡眠6つの話

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寝る子は育つと言いますが、脳や身体が急速に育つ幼児期に睡眠が与える影響が大きいのは事実です。睡眠不足が続くと、肥満を引き起こしたり、記憶力や集中力の低下を招くだけではなく、攻撃性やうつ病のリスクが高まるとも言われています。子どもの睡眠について見てみましょう。

3~5歳の子どもの睡眠

13~5歳の子供に最適な睡眠時間とはどのくらいなのでしょうか。それは、1日10~13時間と言われています。基本的にはそれより長すぎても短すぎても健康にはあまり良くありませんが、個人差もあるので、目安として捉えておきましょう。

子どもの睡眠時間は足りている?

5ここ100年で睡眠時間は75分減っていると言われています。遅寝のピークだった2000年には、22時以降に就寝していた3歳児が半数以上にものぼりました。インターネットが普及したり、夜型の家庭が増えたのも原因の一つと考えられていますが、2006年から始まった「早寝早起き朝ごはん」運動のおかげで少しずつ改善してきています。それでも、目安の睡眠時間10~13時間を満たしてはいません。

どうして睡眠時間が少ないとだめなの?

8睡眠不足になると肥満のリスクが2倍になります。記録力も低下します。さらに、子どもの脳や心の発達に将来的に影響を及ぼす可能性もあるので、子どもの睡眠時間はしっかり確保したいところです。特に、脳が急成長する3~5歳の間に睡眠時間が足りなかった子どもは、その後睡眠時間が改善しても脳のはたらきが低くなるという調査結果も出ているので、気をつけましょう。

寝ると何がよいの?

6寝ている間に免疫力や抗酸化作用を高めるなどの働きをするメラトニンや、代謝を促進して骨や筋肉の成長を促す成長ホルモンが寝ている間に分泌されます。「寝る子は育つ」のことば通り、成長を促し免疫力も高まります。

良く寝るコツは?

4なかなか寝付けない子どもには、眠りにつきやすい環境を作ってあげることがポイントです。部屋を暗くして静かな環境を作ると良いでしょう。蛍光灯のような青系の光は眠気を誘うメラトニンの分泌を止めてしまうので、オレンジ系の光がおすすめです。また、電子機器のブルーライトもメラトニンの分泌をストップさせ、体内時計を狂わせるので眠りの妨げになります。寝る前のテレビやゲーム・携帯電話は避けましょう。また、緑茶などカフェインの多く含まれている飲み物も気をつけたいですね。

お昼寝は効果あるの?

2睡眠不足はお昼寝でも補えます。夜の睡眠と昼寝を合わせて10~13時間の睡眠を目指しましょう。3歳くらいまでは毎日1~2時間の睡眠が理想ですが、昼寝は夜の睡眠に比べて3倍深い眠りが得られると言われているので、短時間でも効率的に取り入れたいですね。ただ、夕方に寝てしまうと、夜寝られなくなってしまうこともあるので、時間帯には気をつけましょう。

まとめ

大人にとっても睡眠は大事ですが、子どもにとっては特に重要になってきます。たまには子どもと一緒に早めの就寝もおすすめです。