大人でも辛い花粉症、最近では子どもの花粉症が増えています。風邪と似た症状ですが、「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」など、大人の花粉症の症状以外でも、ちょっとした変化に気づいてあげることが大切です。子どもの花粉症を見極めるポイントと花粉症対策のポイントを見てみましょう。
口で呼吸している
子どもは鼻が小さいのでつまりやすく、うまく呼吸ができないので口をあけて呼吸をしていることが多くなります。注意深く観察してあげてください。鼻がつまっていると花粉が入ってこないので、くしゃみはあまり出ないようです。
目や鼻をこすったり、口を動かす
目や鼻がかゆくなるのは、大人と同じです。目が赤くなったりこすったりするのは目がかゆいサインですし、鼻をこすったり鼻や口を動かすのは、鼻がムズムズするサインです。見逃さないようにしましょう。なかには、鼻の中の粘膜が弱っている状態で鼻をいじりすぎてしまい、鼻血が出る場合もあります。鼻血も花粉症のサインです。
毎日の花粉予報をチェックしよう
今はテレビやインターネットの天気予報などでも花粉予報をチェックできるので、確認してみましょう。暖かくて風が強い日は特に花粉が飛ぶので、できるだけ外出は避けた方が良いですね。また、最近では花粉対策のマスクやメガネ、花粉ガードのスプレーなどさまざまなグッズも販売されています。花粉の多い日は組み合わせて使うと心強いですね。また、ウールやフリースなど静電気が起こりやすい洋服は花粉を付着しやすくなるので、花粉の多い日は避けた方が良いでしょう。
洗濯ものは部屋干ししよう
洗濯ものや布団などはなるべく外に干さず、室内に干したり乾燥機を利用するのが良いでしょう。もし外に干すのであれば、花粉の少ない早朝がおすすめです。取り込むときは、必ず洗濯ものや布団をたたいて、花粉を落とすようにしましょう。
キレイに掃除しよう
外から帰宅したときは、洋服やバッグなどを叩いて、花粉を落としてから家に入るように気を付けましょう。室内に入り込んだ花粉はしばらく空中を漂いますが、花粉の粒は比較的大きいので数時間経つと床に落ちます。加湿器を使用していると、湿気を含んで床に落ちやすくなります。このとき、花粉をもう一度まき散らさないように床掃除をしっかりすると、家の中で快適に過ごすことができますね。空気清浄機もあると更に安心です。
耳鼻科を受診しよう
花粉症はアレルギーの一種です。放置すると中耳炎や副鼻腔炎などの感染症や、アレルギー性ぜんそくなどに発展する恐れもあります。花粉症かなと思ったら、鼻科できちんと診てもらうことが大切です。子どもでも効果的に使える薬もあるので、薬などで症状をおさえてあげるの一つの方法です。
まとめ
辛い目のかゆみやいつまでも続く鼻水、耐えている子どもはとてもかわいそうです。遊びや勉強にも集中できなくなってしまうので、早い段階で見極めて花粉を遠ざけてあげたいですよね。正しい知識を身に着けて、家族で花粉対策をしてみて下さい。