毎日の学習に欠かせない鉛筆、正しく持てていますか?鉛筆の持ち方が自己流でおかしい、という子どもは意外と多いものです。子どもにぴったりあった鉛筆を選び、正しく持つことで、子どもの学習意欲を高めることができます。この春からの新一年生は必見です。
鉛筆に慣れよう
新一年生など、まだ鉛筆を使う習慣がそこまでない子どもは、まずは鉛筆に興味を持ってもらうことが大事です。文房具を買う時に試し書きをするように、自由に〇や線を書いてみましょう。楽しみながら、思い通りに手首を動かす力や筆圧などの運筆力を養うこともできます。自由に鉛筆で書けるようになると、のびのびしたきれいな文字が書けるようになります。ひらがなの練習の前にしておくと良いですね。
鉛筆の持ち方
正しく鉛筆を握ることで、長時間文字を書いていても指が痛くなりにくくなります。鉛筆は、親指の腹・人さし指・中指の爪の横を使って握ります。人さし指は鉛筆の削られた部分の少し上くらいの位置に沿わせます。力を入れる必要はありません。親指は人さし指よりも手前に来るようにします。横から見たときの鉛筆と紙の角度が60度くらいが理想です。3つの指に力を入れ続けると手が疲れてしまうので、気を付けましょう。
鉛筆の長さ
短すぎる鉛筆では、書きにくく集中できません。またきれいな字も書けなくなるので、長さもチェックしておきましょう。鉛筆を握ったときに、握っている手の甲より短くなってきたら替えるタイミングです。学校で使用の許可が出ている場合は、キャップや補助軸などを上手に利用するのもおすすめです。
六角軸鉛筆がおすすめ
握る面を押さえやすいので、六角軸鉛筆がおすすめです。丸い鉛筆より、落としても転がりにくいというメリットもあります。六角軸鉛筆の持ち方としては、親指・人さし指・中指で隣合わない3つの平面部分を押さえるようにします。角を持つとぐらついて安定しなくなるので、平面を押さえるようにしましょう。正しい鉛筆を選ぶことで、正しい持ち方を安定させることができます。
正しい姿勢で書く
子どもは指先の力が十分ではないので、正しい持ち方を覚えても鉛筆にうまく力が伝わらないこともあります。そんなときは姿勢に気を付けてみましょう。正しい姿勢で書くことで、鉛筆に力を伝えやすくなります。足が地面にしっかり着くように座り、机とおなか・椅子と背中は握りこぶし1つ分くらいは開けるのが正しい姿勢です。このとき、背筋をまっすぐ伸ばすことも忘れないようにしましょう。
矯正は早めに
それでも、なかなか上手に鉛筆を持てない子どももいると思います。小学校低学年までの方が矯正しやすいので、なるべく早く身に着くように見直してみましょう。市販の矯正器具の使用の他にも、輪ゴムや洗濯ばさみなど代用するのもおすすめです。また。指の力をつけるために、塗り絵やお絵かき、積み木、ブロックなど指先を使う遊びを取り入れてみても良いですね。
まとめ
上手に書けたら、たくさん褒めてあげてください。自信がつくことで、さらに学習意欲が高まります。小学校入学のお祝いで鉛筆を贈ってみるのも喜ばれますよ。自分の子どもの鉛筆選びだけでなく、お祝いなどで鉛筆を贈る際にも参考にしてみてください。