読書感想文例「銀河鉄道の夜」を読んで(中学生)

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小学生、中学生、高校生向けの読書感想文の文例を紹介します。


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銀河鉄道の夜」を読んで

中学生

 この本を読んでみようと思ったのは、僕の好きなバンド「銀杏ボーイズ」の曲で使われていたからです。曲中でのその言葉の雰囲気がとても良かったので、本はどんな内容なのかな、と気になり始めました。この曲を知る前から、教科書にものっている「雨ニモマケズ」を書いた宮沢賢治が書いたそういうタイトルの本があるというのは知っていましたが、あまり読んでみる気にはならず、曲を聞いてはじめて読んでみようと思いました。有名で童話なので図書室にもおいてあり、すぐに読む事ができました。
この本は宮沢賢治が病床で書いたもので未完の作品だという事です。ストーリーとしては、とある貧しい少年ジョバンニが友達のカムパネルラと、銀河鉄道に乗って旅に出るという物語です。宮沢賢治の文章は古いからか、現代語訳してあったのですがクセがありとても読み辛く、慣れるまで少し理解するのに苦労しました。
 この小説で心に残ったことはとにかく言葉の美しさです。ストーリーは意味不明なところが多く、面白いとも思えませんでしたが、「南十字星」や「プリオシン海岸」など、意味わかりませんが美しいなと思いました。ストーリーを理解できないのはおそらく僕の所為ではなく、本当に小説自体が意味不明な物なのだと思います。というのも宮沢賢治の小説と言うのは意味がわからないという事で有名で、文学者がどういう意味なのかと調べているという話です。僕としては特に意味はないのだと思っています。意味はないが、なんとなく頭に思い浮かんだ美しい物や美しい場面を繋いで行ってできた作品だと思っています。そう思ったのは意味がわからなくても読んでいて面白かったからです。作者が何を意図してその小説を書いたのか、というのは読者にも伝わるものです。宮沢賢治はおそらくこの小説を、特に意味を通そうとせずに書いたのでしょう。僕自身もそういう事を考えることはありますし、そういう「作り方」の意味はわかりますし共感もできます。綺麗な言葉を並べて作った文章や言葉には揺るがない力強さがあります。宮沢賢治の小説が評価される点はそこなのではないでしょうか。人は基本的に物事に意味を求めようとしてしまいます。しかし作っている方はそもそも意味を考えていないという事が多々あるのです。そうなると意味を考える事に特に意味はありません。芸術と言うのは感じる事だとはよく言われますが、感じるというのはこういう事なのではないでしょうか。意味や理屈ではなく「良いな」と思ったらそれが全てだという事です。僕はそんな気がします。
 この小説は宮沢賢治が死に向かってく自分を例えて書いたものなのではないかと思いました。細かいストーリーなどを理解する事はできませんでしたが、大まかに「列車にのってどこかへ向かっていく」という事は理解できたので、それが宮沢賢治自身の死を意味しているのかなと思いました。最後にカムパネルラはいなくなり、主人公のジョバンニだけが列車に残って列車が走り続けるというのは、まさに宮沢賢治が自分自身を当てはめて、最後に死ぬ時は友達を連れて行けないという事を表していたように思います。銀河鉄道の列車と言うのは、宮沢賢治にとって小説を書き続けることで、その完結と言うのは自らの死であり、自分を例えたジョバンニが天国へつく事だったのではないでしょうか。未完の物語中の現実世界では友達のカムパネルラが水に落ちて死んだという事になっていますが、僕は本当に死んだのはジョバンニなような気がします。
 僕はこの本を読んで何かを得たとか、変わったと思う事はありません。僕にとって小説は娯楽でありそれ以上でもそれ以下でもないからです。この本は娯楽として優れたものでした。こんな良いものを作れる宮沢賢治という人は優れているのだなと素直に思う事ができました。(1,557文字)

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