この本を読んで得たことは自分がいかに何もわかっていなかったということかと思いました。母がこんなにもお茶にのめり込む気持ちが分からなくてどういう風に楽しいのかわかりませんでした。自分は途中でお茶に行かなくなってしまった方で、典子のように何があっても続けるというスタンスにはならなくて、辞めてしまいました。典子の精神の鍛練を茶道でここで養っていたのかと感じます。自分に何が起こっても自分の居場所をしっかり認識出来ていて、ここで生涯学習として学ぶとどこかで悟っているのだと思うと凄いです。自分にはそういうものがあるかと思いだしてみてそういうものが一つでもあればこれからの人生、指標として前を向いて生きていくことが出来るかなと感じます。自分も典子のように心に残る素晴らしい一期一会を探して生きていきたいです。(1,600文字)