読書感想文例「ティファニーで朝食を」を読んで(高校生)

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小学生、中学生、高校生向けの読書感想文の文例を紹介します。


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【中学生のためのZ会の通信教育】

ティファニーで朝食を」を読んで

高校生

この本と私が出会ったきっかけは本屋さんでこのティファニーでという言葉を見てからです。それは高校生の憧れという感じで、大人になり切れていない自分がこの本を読むことで大人になることができるのかななんて思いながら選んで手に自然ととっていました。そこから嬉しく思い自宅にいそいそ持って帰り、学校帰りに買ったので楽しみに夜に読もうと思い、夕ご飯を済ませて、お風呂も済ませて楽しみにこの新しいブックカバーのついたものを部屋のベットの横に置いて読まれる時を待っているように本が綺麗に輝いていました。自分のこれからの人生に変わることが起こるのかと思えるくらいにわくわくしてお風呂もいつもと同じ場所なのに新鮮に感じて幸せな感じに包まれていて、身体の汚れを落として綺麗になってからこの素敵な本の世界に入っていくのかなと想像を巡らせていました。
このティファニーで朝食をの簡潔な紹介ですが、これは自分の中では恋愛の物語です。夢見る男女の人生を共にしていく相手を選んでいるとも言えますが、ホリー・ゴライトリーは天真爛漫で田舎からこのニューヨークに来てもう一年くらいにもなるが今だ定職にもついていなくて、その時に飲み屋で知り合った男性などに援助してもらっている生活で、でも男性たちはホリーの不思議な魅力に惹きつけられる。何人もホリーに付きまとい、ドレスを破かれるということもあったり、生活は貯金も中々出来ていい状態で、朝帰りでティファニーの宝石店の前で悲しい気分を楽しくして家に帰るのがホリーの生活です。ホリーの家の上の写真家の男性にいつもアパートの鍵をなくすので帰るたびに起こされて鍵をなくすことをなじられる。だけどホリーはそんなことは気にせず生きている。写真家に怒らないで今度モデルになるからと言いくるめたりする。新しく越してきた若い小説家志望の青年ポール・バージャックもまた援助してもらっているお金持ちの女性がいた。そこで二人は仲良くなり、貧乏な身の上に二人で慰めあうように夢を語りながら生きていくのだが。そこでホリーを本気で愛しだしてしまうポールは奔放なホリーを自分のものだと愛を真剣に語るが、ホリーはブラジルのお金持ちと結婚するという。そこでポールは身を引くが、ホリーが警察の取り調べにあう。それはアフィア組織のサリー・トマトとの面会が原因だった。それを知ったブラジルのお金持ちは結婚を破談にした。ポールはホリーにかごの中の鳥は嫌だとポールの愛を受け入れられずにいるが雨の中自分の飼っている名無しの猫を捨てるホリーに猫を拾いにいくポール。その姿にホリーは自分を本当に愛してくれる人はポールだと気が付くのだった。
この作品の面白さはホリーの純真な奔放な人柄です。そして大人になっていても大人になり切れない自分は自由だと信じているところです。自分の境遇に負けず頑張って自分なりの生き方を貫いているところは凄いです。でも人からみんなに賞賛されるような生き方ではないですが、でもホリーなりにこの自分の人生を輝かせるようにブラジルにお金持ちと住んで、自分が貧乏だったころに戻りたくないとおもいながら、でもポールの小説家になる夢を応援するところもある。自分の弟の存在がホリーを支えていたので弟の死がホリーの人生の目的を見失うことになる。フレッドの存在が自分の支えであり、フレッドに似ているポールの優しい人柄に惹かれていた。でも自分と同じその日暮らしでは中々です。でも本当に自分を愛してくれる相手に出会えたところが宝石のようなものだと思います。
このティファニーという宝石店の存在というのを知らなくて、この宝石のお店の気の利いた店主の心意気もこの物語の面白さでした。このお店のイメージとホリーとポールの本当の愛で、自分の中でポールのような人と結婚したいと思いました。(1,600文字)