読書感想文例「おにたのぼうし」を読んで(小学生低学年)

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小学生、中学生、高校生向けの読書感想文の文例を紹介します。


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【中学生のためのZ会の通信教育】

おにたのぼうし」を読んで

小学生低学年

私がこの本をえらんだ理由は、絵がとても好きだったからです。絵をかいたのは、いわさきちひろさんという人です。長野県松本市に行ったときに、いわさきちひろびじゅつかんに行きました。その時にこの絵を見たことがあります。とてもやさしい絵をかく人で、一度見たらわすれることはないと思います。やさしいあわい色と男の子、女の子、お母さんがよく出てくる作品が多いです。
この本のイメージは真っ白で静かです。最初から終わりまでとても静かに話しが進んでいくのですが、その中にうれしさ、やさしさ、ぜつぼうなど色んなきもちがあります。この話はせつぶんの豆まきから始まります。ぱらぱらぱらと豆をまくまこと君。私はこの豆をまく音が好きです。まこと君の家のやねうらに、おにたという男の子のおにが住んでいました。おにたははずかしがりやで、人にすがたを見せることはありません。でも住んでいる人に見つからないように色々と助けてあげているのです。
おにというと「一寸法師」や「桃太郎」などわるいがしこいおにのイメージがありますが、おにたはやさしいおになのです。「にんげんっておかしいな。おにはわるいってきめているんだから。おににも、いろいろあるのにな。にんげんも、いろいろいるみたいに。」おのたのこの言葉は私の心に深く残りました。
豆まきからにげるように外に出たおにたは、ある女の子の家に行きます。女の子は病気のお母さんのかんびょうをしていて、ゆう福ではないようです。だいどころを見ても、せつぶんのごちそうも何もありません。おにたは麦わらぼうしをかぶって角をかくし、人間の男の子のふりをして家をたずねました。おにたが持ってきた豆ごはんはとてもおいしそうだと思いました。あたたかいのです。おにたの心もあたたかいのです。でも女の子は言うのです。「私も豆まきしたいなあ。」と。「おにが来たらお母さんの病気がわるくなるわ。」と言うのです。
おにたはそれを聞いてて手を だらんとさげて、ふるふるっとかなしそうにみぶるいして いいました。「おにだって、いろいろ あるのに。おにだって」と。こおりがとけたように、とつぜんおにたがいなくなってしまいました。あとには雪の中にあの麦わらぼうしだけが、ぽつんと のこっています。どこに行ってしまったのでしょうか。おにたはかなしすぎて、ぜつぼうして消えてしまったんだと思いました。麦わらぼうしだけのこったのは、ぼくはここにいたんだよ、というおにたの気持ちのあらわれだったのかもしれません。わたしはとてもせつないきもちになりました。何とかして、おにたをたすけてあげたかった。
このはなしをよんで、人は見た目やイメージで相手をきらってはいけないということを強く思いました。そして、人にはだれもわるくないのに、うらんでもいないのに、知らないうちに相手をきずつけてしまうこわさがあることを知りました。私はこの「おにたのぼうし」の話をずっとわすれないと思います。(1,210文字)