学校現場では、インターネットについてどのように教えているのでしょうか。
子どもにインターネットの可能性と気をつけなければならない点をわかりやすい事例を交えつつ教える方法についてアドバイスします。
最近インターネットを使う年齢層はどんどんと下がってきています。
友達との連絡も携帯やスマホを利用してラインなどをアプリを使って行っている子どもたちが数多くいます。
ただ、子どもがほしがっているからと手放しで与え、制限なく使わせても大丈夫なのでしょうか?
そこで今回は子どもがインターネットを使用するさいのメリットとデメリットと保護者が気をつけなければならないことをまとめていきます。
「子どもがインターネットを使うときのメリット・デメリット3つのステップ」
ステップ1:どんなメリットがある?
子どものうちからインターネットを利用することについてはもちろんメリットがあります。では具体的にどういったことがあげられるでしょうか?
{具体的な3大メリット}
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自然にインターネットに詳しくなる
子どもは自分が好きなこと、自分がやっていて楽しいことは親が教えなくても勝手に覚えていきます。将来的に考えればネット環境に慣れ親しみ、使いこなせるようになることはやはり大きなことです。
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学校やクラブの連絡について
最近の学校では学校行事に関する連絡を本人や保護者にメール、中にはラインでクラブ内の連絡を回している所もあります。スマホを持っていないと連絡もみんなとは違う手段をとってもらわないとできないという環境なのです。
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友達とのやりとり
学校で仲良くしている子たちのうち数名がスマホを持っていると、その子たちはスマホで連絡を取り合いまず。自分だけ持っていないとその仲間に入れない、という状況も考えられてしまうのです。
ステップ2:インターネットを使う場合のデメリットは?
スマホを持ってインターネットを利用することでメリットしかないのであれば、おそらくかなりの数の保護者が迷わず子どもに持たせていると思います。しかし現在、全員の保護者が子どもにスマホを持たせているわけではありません。それはどのようなデメリットがあるからでしょうか?
{インターネットの3大デメリット}
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他のことをしなくなる
スマホは昔のゲーム機のようにテレビにつないでしたりしなくても小さなスマホなどの端末さえ持っていればどこでもできます。ちょっと外食に出ても料理が来るまでの間や部屋でくつろいでいる少しの間でもできてしまうのです。非常に熱中・依存しやすいものなのです。これにはまってしまうと家の手伝いや勉強をする時間は間違いなく減っていきます。もちろんスマホをいじっているほうが楽しいからです。
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単純に経費がかかる
普通に子どもがスマホを持ち、インターネットにつなげる環境にしていると月に数千円以上かかります。小学生や中学生にしたら一か月分の小遣いよりも多い金額でしょう。これが毎月固定でかかりますのでなかなかバカにならない金額ですよね。
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トラブルに巻き込まれる
これが一番問題かもしれません。
ネットでのやりとりは目の前では言えないことも気軽に書き込めてしまったりするので他人の噂や悪口を平気で書いてしまう子どもが非常に多くいます。
ツイッターやラインはいわば公開掲示板です。いくら制限をかけてもネット上に書き込んでしまえば誰が見るかわかりません。これが原因となって大きな揉め事になることは当たり前のようになってきています。もちろんスマホを持っていなければ巻き込まれることのなかったトラブルです。
ステップ3:保護者が気をつけること
色々なメリットやデメリットがありますが、保護者が注意を払っているか払っていないかで結果は大きく変わります。
ここでは何に気をつけなければならないかを書いていきます。
{保護者はこれに気をつけよう}
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どこにも無制限でつなげるようにはしない
何も制限がかかっていないと、いかがわしいサイトや不正請求が来るようなサイトにまで簡単につながってしまいます。子どもに与えるときに必ず制限をかけてはずせないようにしておきましょう。
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定期的におとしているアプリなどは確認する
子どもは自分のスマホを親には見せたがりませんが、何もやましいことがなければ比較的平気で見せます。必ず定期的にチェックし、アプリを大量にダウンロードしていたりしないかチェックしましょう。
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触る頻度にも制限を
寝る時や勉強中など保護者が触る必要がないと判断したときは必ず預かりましょう。「横に置いておくだけ、絶対ちゃんと勉強する」という子どもの言葉は信用できません。横に置いてあれば必ず触りたくなります。
メリハリをつけることが何よりも重要です。
さて、インターネットを子どもが使用する際の注意事項はいかがでしたか?
やみくもに渡してしまう。ただただ持つことに反対する、というのではなく適切にルールを守ることから始めてみてはいかがでしょうか?