登下校中の子どもが巻き込まれる事故が増えてきているので、毎日の子どもの登下校も気になりますよね。新1年生がいる家庭ではさらに心配なのではないでしょうか。実際に、小学生の中で最も歩行中の交通事故が多いのは1年生だと言われています。子どもを危険から守るためにも、登下校をチェックしてみましょう。
歩道の状況をチェックしよう
学校までの道のりで、歩道が整備されているのか、歩道があった場合でも、歩道と車道がガードレールで区切られているのかどうか見てみましょう。通学路に指定されているからといって、すべてが子どもにとって安全な道だとは限りません。また、広い歩道が整備されていても自転車が通ることもあるので、注意が必要です。広がって歩いたり、ふざけたり、急に走り出したりしないなど、交通ルールやマナーも一緒に教えておくと良いでしょう。
車の通行はきちんと制限されているかチェックしよう
小学校周辺には、「スクールゾーン」が設けられ、登下校の時間帯に車の通行を禁止しています。登下校の時間以外は普通に車が通っているので気を付けましょう。また、登下校時間内でもスクールゾーンを知らずに侵入してくる車もあるかも知れないので、注意が必要です。
道路がきちんと整備されているかチェックしよう
登下校の途中に、路上駐車が多かったり、路上駐車がしやすい場所などはありませんか?路上駐車が多いと死角が増えるため、事故や犯罪に巻き込まれやすくなります。取り締まりがゆるいとも考えられるので、治安の面でも心配ですね。地域で改善していくとともに、子どもにも、なるべく友達と歩くなど1人で歩かないように言っておきましょう。
交差点では左折車に注意しよう
交差点での事故の中で、左折車によるひきこみ事故が多くなっています。「信号が青だから」「一度左右確認したから」と安心して渡ってしまいがちですが、注意が必要です。特に子どもの視野範囲は大人の60%程度だと言われています。よりしっかりと周囲を確認するように伝えることが大切です。
まず止まって見て確認してから進もう
圧倒的に多いのが、子どもの飛び出しによる事故です。特に自宅付近での飛び出しが多いようです。慣れた場所だと安心する気持ちもありますが、必ず止まって確認する癖をつけたいですね。見通しの悪い曲がり角などで、急に車や自転車が飛び出してくることもあります。一度止まって、見て、確認してから進みましょう。
車に死角があることを学ぼう
車の陰から自転車やバイクが出てきてびっくりすることはありませんか。見えている車だけではなく、そのうしろにバイクが来ているかも知れないという危険性を子どもに教えることがポイントです。また、逆に車に乗っている方からも見えにくい場所があることも忘れてはいけません。身長の低い1年生などは車の運転手にも気づいてもらいやすくするためにも、しっかり手を挙げて横断しよう、と理由もあわせて説明すると良いですね。
いざという時に逃げ込める場所をおさえておこう
登下校の途中の家やお店・会社・駅などに「こども110番の家」などの名称でスタッカーが貼ってあるのは知っていますか?いざという時に子どもが避難できる場所です。子どもと一緒に核にしておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。子どもの安全を守るためにも、親子でしっかり通学路をチェックしておきたいですね。親子でマップを作って確認するのもおすすめです。