幼稚園、小学校からの英語教育など、早期教育の必要性がいわれています。
世の中にはいろいろな小学生向けの教材がありますが、正直なところ、どれが効果があるのかはなかなか分からないものです。
そこで、現役東大生、東大出身者にインタビューして、幼児期、小学生時代に家にあった書籍や教材を聞いてみました。
東大生の小学生時代に家庭にあった本、おもちゃのベスト10を紹介します。
ある意味、結果で証明されている教材といえるのかもしれません。
残念ながら、現在では販売されていないものもありますが、なるべく現在の版で紹介したいと思います。
これから幼稚園や小学校へお子さんを入学させる保護者のみなさんもぜひ参考にしていただきたいと思います。
幼少期の家庭教育は、学校教育ではあり得ないほどの高い投資収益率があるとの研究成果も出されています。
さて、東大生が幼いころから何となく手に取っていたおもちゃや教材のベスト10は、どんなものが多かったのでしょうか。
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①積み木
最も多かった回答が積み木で遊んでいたというものです。積み木もなるべくシンプルなものがよいそうです。
デザインが作りこまれたもの、与えられたもので遊ぶよりも、創意工夫といった能力が芽生えます。
ここでは、シンプルで人気の高い「カプラ」を紹介します。
②レゴブロック
次に積み木とならんで、レゴブロックも多い回答でした。ここでもシンプルさが大切なようです。
はじめから決められた形を作るようにセットされているキットよりも、ブロックのパターンが単純で自由に組み立てられるものがよいようです。
③リブロック
次にリブロックも多い回答でした。レゴブロックと比較して、組み合わせるパターンが多く、工夫が必要になるようです。
紹介する現在のリブロックよりも、ブロックの種類は少なかったそうです。
これも決められた形を作るキットよりも単純な部材だけを選んでそろえるのがおすすめのようです。
④プラレール
プラレールもあったという回答が多かったです。これも定番商品ですが、規格があまり変わっていないので親や兄弟からのお下がりで遊んだという体験談も。
シンプルな部品ばかりで、直線、曲線、ポイントという3つの基本のレールをつなげていろいろなパターンを作ることができ、これも知育玩具として捉えられています。
⑤世界地図
世界地図はほとんどの家庭にあったようです。国旗が入っていると、子どもには覚えるのが楽しかったりするようです。
リビングに世界地図、なぜかトイレには日本地図という体験談もありました。
世界に興味を持つ第一歩になるのでしょうか。
⑤まんが 日本の歴史
小学生には定番ですが、このシリーズを読んで歴史に関心を持ったり、その後の日本史や世界史に強くなったという声も多いです。
小学校低学年で買ってもらったという体験談が多い一方で、中学生のときに復習のために買ってもらったという東大生も。
集英社のシリーズの別冊が学習には役に立ちそうです。
⑥子どもの伝記全集
偉人や伝記を集めたシリーズはいくつかありますが、ポプラ社が定番だったようです。
この「子どもの伝記全集」は現在は販売されていませんが、中古品が多く出回っているようです。
湯川秀樹やヘレンケラーをこのシリーズを読んで知ったという人は多かったはず。
⑦エリア学習事典
これも現在は販売されていませんが、学研のエリア学習事典。中古品はいくつか出回っているようです。
その中でも教科用語辞典が全教科に対応していて役に立ったという声が多かったです。
⑧広辞苑
広辞苑などの大きい辞書、国語辞典があったという回答も多数。
分からない言葉を自分で調べる習慣がついたとか、紙の辞書だと何気なく新しい言葉に出会うという良さがあるようです。
⑨新明解国語辞典
広辞苑に次いで辞書で多かったのが、「新明解国語辞典」。初めて個人用で買ってもらったという人も多いようです。
語源についての記述が豊富で、説明が丁寧でユニークと定評があります。
⑩英和辞典
英語教材については、一定の本や教材で特に人気の高いものは見当たりませんでしたが、英語学習のために早い段階で中高生が使う辞書を買ってもらったり、最初から親、兄、姉の辞書を使っていたという体験が多かったようです。
何よりも自分でやる習慣が大切のようです。
英語の早期教育に取り組んでいたので、早くから英英辞書を使っていたとか、大学受験まで1冊で済んだという話もありました。「ジーニアス」は高校受験で特に人気が高いです。
以上です。
いかがでしたでしょうか、お子さまの早期教育には定番の玩具、教材をさりげなく近くに置くのがいいようです。
自分から学習する習慣を育てるために待つ姿勢が親には求められるということです。