大学時代に取っておくべきと後悔した10の資格・免許

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大学時代。それは人生で最も自由で、最も多くの時間を自分のために使うことのできる期間です。就職活動や卒業論文執筆の時間を差し引いたとしても、それでも使い切れないほど多くの時間が与えられます。しかし、自由になる時間があまりにも多すぎるが故に、多くの学生はその価値に気付くことなく、貴重な時間を目先の遊びやアルバイトの為に浪費してしまっています。

しかし、社会はそのような無為な学生生活を過ごしてきたような学生を欲しがってはくれません。新卒の採用基準は年々厳しくなる一方です。大学時代のように、膨大な時間を自己投資に費やすことのできる時期に努力をして資格等を取得して知識を蓄えておくか否かで、就職活動は勿論、就職後の出世ルートも左右される時代になったのです。しかし、どのような資格を取れば良いのかは分かりづらいもの。そこで今回は「大学時代に取っておくべきと後悔した10の資格・免許」をご紹介したいと思います。

日商簿記3級

日商簿記3級の対象範囲は「個人商店に関する簿記」です。要するに「自営業」のための簿記に関する内容ですね。「自分は個人商店で働く気はないから…」と考えている人も取得しておいた方が良い資格です。理由は、次に紹介する日商簿記2級取得に必要な知識であるからということもありますが、簿記3級程度の知識があれば「複式簿記」を理解することができるようになりますので、より詳しい家計簿を作成したり、日々の生活の中で会計的な考え方ができるようにもなります。
簿記 3級 | 商工会議所の検定試験

日商簿記2級

日商簿記2級の対象範囲は「会社組織に関する簿記」です。3級と大きく異なる点が「商業簿記」と「工業簿記」の2種類を学ぶ必要があることです。3級と比べ難易度は上がりますが、商業高校では高校生でも取得している資格ですので充分取得可能なレベルと言えます。総合職事務職や一般事務職で就職を狙う方は必須の資格と言っても良いでしょう。
簿記 2級 | 商工会議所の検定試験

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ITパスポート

ITに関する最低限の知識を身に付けることができます。PC内部に関する初歩中の初歩の知識やその他PCやウェブに関する基礎的な知識を網羅することができる資格です。
【ITパスポート試験】情報処理推進機構

基本情報技術者

プログラミングの知識が必要となるため、ここまでに挙げてきた資格と比べて取得のハードルが高いです。その分、就職活動時にこの資格を持っているといないでは採用側の見る目が変わります。技術に通じた就活生はIT系でもない限りそれほど多くはないので、他の就活生と差別化を図ることができる資格です。IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:基本情報技術者試験
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TOEIC600点

これからの就活生にとって、このレベルの英語力は最低限確保しておくべきものです。600点を取得していれば簡単な英文書類程度ならば大枠は理解できます。
TOEICテスト|スケジュール・申込

TOEIC860点

願わくばこの程度まで取得しておきたいものです。外資系就職を希望する方であれば、これでも不足かもしれません。860点取得レベルであれば、読み慣れれば大抵の英文書類は読みこなせるはずです。英会話も場数を踏めば、ある程度こなせるようになるでしょう。
TOEICテスト|スケジュール・申込

FP3級

ファイナンシャルプランナーと言われている資格です。3級を取得していれば、個人に関する資産運用や保険等の最低限の知識を身に付けることができます。FPを取得しておくと生保業界などで重宝されます。箔付けのための最低限の資格といえます。
FP資格取得を目指す | 日本FP協会

FP2級

保険営業を行うのであれば、最低限持っていて当然の資格と言えます。名刺に資格を記載することができるので、相手の信頼度が高まります。当然、契約率も上がりますので、数字で評価される保険営業を狙う大学生にとって必須の資格といえます。
FP資格取得を目指す | 日本FP協会

宅地建物取引士

不動産業界を志望する学生であれば、取得しておくと有利に就活できる資格です。宅建は働きながら取得する方もいますが、不動産業界はまとまった休みが取りづらく、多忙な業界ですから、時間のある学生の内に取得しておくのが賢明かと思います。
一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験の申込み

行政書士

行政書士は、弁護士や司法書士が担当するような大きな案件ではなく、日常生活で出会うような身近な法律案件を処理するための資格です。そのため、行政書士を取得しておけば、最低限の法律知識を持っているということを相手に示すことができます。ビジネスに法律知識は必須ですので、どの業界を志望していても役に立つ資格であると言えます。
一般財団法人行政書士試験研究センター

まとめ

以上、10個の資格を紹介してきました。すべてを取得する必要はありませんが、時間に余裕があるのであれば、可能な限り多く取得しておくと、いつか必ず資格があなたを助けてくれることを保証します。大学生活を振り返って後悔しないためにも、ぜひ今から頑張って勉強に励んでいただけたらと思います。頑張ってください。応援しています。