知育玩具を選ぶ時、どんなことを重視しますか?せっかく与えるなら長く遊べて知育としての効果があるものがいいと思うのが親心ですよね。それに何年も成長とともに発展しながら遊べる知育玩具ならばすぐに飽きてしまうおもちゃよりもとても経済的です。またお子さんにとっても長く付き合った知育玩具は、成長してからも「思い出」としてずっと大事にとっておきたくなるはずです。そんな親友のような知育玩具に出会えたらいいですよね。ではどのような知育玩具なら長く遊べるのでしょうか?手先を動かし、脳を刺激しながら、1歳から小学校入学前まで長く遊べる知育玩具を3つ厳選してみましたのでご紹介いたします。
1、「図形キューブつみき」(くもん出版)
知育玩具と言えば「つみき」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?けれど、つみきは大きいものだと場所をとるし、興味をもってくれるかわからないので、まずは少量のものを与えて試してみたいというニーズにもぴったりなのがこの「図形キューブつみき」です。くもん出版といえば早期教育業界でも歴史のある会社なので、年齢に応じた適切な教材を作ることに長けています。そして、この図形キューブつみきに関してはそれが凝縮されています。まず1歳や2歳などのまだ手先が未発達な月齢ではこの四角い積み木をただ積んで遊んだり、並べて遊んだりができます。その際、基本的な色の理解がすすむように積み木に色分けがされています。それから3歳から4歳くらいになると手先も発達してきて自分で自由に見立てた形を作ったり、この図形キューブの中に入っている積み木のパターンカードを見ながら簡単なものを作れるようになっていきます。5歳から6歳になると、この積み木のパターンカードの平面だけでなく立体のものにもどんどんチャレンジできるようになります。1つ作る時間のスピードを計測し、どんどん短い時間でチャレンジできるようになるなど目に見えて知育の効果を感じることができる知育玩具です。
2、「マグフォーマー」(ボーネルンド)
立体図形を認識する知育玩具として人気の「マグフォーマー」磁石式の玩具で非常に丈夫に作られていることや簡単にくっつくことからまだ小さい時期から十分に遊ぶことのできる玩具です。1歳、2歳の時期には磁石がくっついていく感覚を楽しんだり、三角や四角などさまざまな形を見るだけでも楽しめます。またトライアングルのようになっているので手先が未発達な時期でも掴んだり、離したりが楽にできる構造です。3歳、4歳になってくると、形の組み合わせ方を少しずつ学び始めます。磁石でくっつけても上手く合わないものや壊れやすいものを作ったりしながら立体の作り方を理解していくのです。この時期はトライ&エラーの繰り返しが一番の成長につながっていきます。5歳・6歳になるとこれまでの月齢で培ったことを基に複雑な立体も作れるようになっていきます。より大きなものや難易度の高い立体図形にチャレンジしていくことで好奇心が満たされ、そのまま入学後も取り組むお子さんも多い知育玩具です。
3、「100玉そろばん アバカス100」(トモエそろばん)
100玉そろばんはさまざまな製造元がありますが、やはり長く使うことを考えると「トモエそろばん」のものをおススメします。なぜなら100玉そろばんを使う一番の目的は、そろばんの玉の数を固まりで頭の中にイメージできるようになることなので、その点、トモエそろばんのものは合理的で、色分けの区切りも赤と黄色だけとシンプルでわかりやすいです。1歳・2歳の時期には一緒に数を数えながら玉を動かして遊ぶというのがまずは最初のステップです。お子さんが集中できるのであれば、5の固まりや10の固まりなどいろんな動かし方を見せてあげましょう。子どもはリズムよく動いていくものを目で追うのが大好きなので楽しんで見てくれるはずです。3歳・4歳の時期では、10までの数を自分で動かしながら作ったりできるようになります。日常にある数字をそろばんで置き換える遊びを取り入れることで遊びながら実数の理解が進んでいきます。5・6歳の時期になると2桁の数もそろばんを使って表現できるようになっていきます。小さいうちからそろばんで数に慣れ親しむことによって、就学前にたし算やひき算への好奇心も芽生えることでしょう。100玉そろばん全体を使って、右と左どっちの数が多いかな?など等号不等号まで学習することもできます。入学後も、算数のお助け教材として非常に役立つ知育玩具です。
長く遊べる知育玩具、たくさんある中から今回は3つに厳選してみましたがいかがだったでしょうか?どれも小さい時期からご両親と一緒に楽しむことで知育効果だけでなく、お子さんの好奇心を育てるものばかりです。成長してからもずっと思い出に残るような素敵な知育玩具に出会えるといいですね。