70年という歴史を持ち、東大をはじめとする有名大学への合格者数で圧倒的な実績を誇る、Z会の小学生向け通信教育は、質の良い問題でやりがいがある、と人気もあります。実際はどうなのでしょうか。中学受験もこれで大丈夫?受講料が高いって本当?気になるポイントをまとめてみました。
多彩なコースと受講料
対象は小学1年生~6年生までで、学年ごとに小学生コースがあります。小学生コースのハイレベルをお申し込みの場合、ハイレベル加算金が必要です。他にも小学4年生まではタブレットコースもあり、受講料が異なります。さらに、小学3年生からは受験コースも選べるようになり、レギュラープランと塾併用プランから選択ができます。受験コースは小学生コースに比べて割高になります。また学年によって、英語・作文など専科と呼ばれる教科も選べるようになります。2016年度の小学生コースの月払の受講料は以下の通りです。6ヶ月・12ヶ月一括払いもあり、少しお得になります。これ以外のコースや受講希望の場合は、資料請求をするか、Z会のホームページで確認することをおすすめします。
●小学1年生コース/小学2年生コース: 4,319円(3教科)
●小学3年生コース/小学4年生コース: 2,776円(1教科)・4,010円(2教科)・5,244円(3教科)・5,656円(4教科)、3,162円(英語)
●小学5年生コース:2,982円(1教科)・4,422円(2教科)・5,862円(3教科)・6,480円(4教科)、3,599円(英語)・4,113円(作文)・3,599円(公立中高一貫校適性検査)
●小学6年生コース:2,982円(1教科)・4,422円(2教科)・5,862円(3教科)・6,480円(4教科)、3,599円(英語)・4,113円(作文)・4,113円(公立中高一貫校適性検査)・4,113円(公立中高一貫校作文)
上質な教材を利用
Z会のテキストは、スタンダードとハイレベルの2段階のレベルから選ぶことができます。内容も市販の問題集や参考書よりも良い問題が多く、解説にも優れているのが特徴です。ドリルは単色刷で、テキストにもあまりキャラクターが登場してこないなど、全体的にシンプルでムダがない教材という点でも人気があります。付録などもついていないので、学習に集中できます。
中学受験も狙える教科書以上の発展的レベル
学校も授業よりも発展した内容を学ぶことができるので、学校の内容が十分に理解でき、勉強意欲のある子どもにはぴったりです。受験コースもあるので、中学受験を視野に入れている人や中高一貫校の子どもにもおすすめです。
本格テストで添削もしっかりと
Z会にも毎月の添削があります。実際に学校の授業でもつまずいてしまいそうな問題も多く含まれているので、理解もれを防ぐことができます。添削自体もとても丁寧でわかりやすく、間違えたところだけでなく、正解したところに関してもポイントや発展問題をプラスして戻してくれるので、さらに理解を深めることができます。
家族で取り組む問題も
低学年コースでは1人で取り組む教材以外に、親子で一緒に取り組む体験学習教材も届きます。理科と社会が届くので、興味のあるテーマを選択しましょう。身近にある題材で子どもが気になるようなことがテーマになっているので、親子で楽しく学習ができます。用意するものも家にあるものがほとんどで、気軽に取り組めるのが嬉しいですね。注意する点やポイントなど分かりやすくまとめられているので、安心です。
まとめ
他の通信教育とくらべて、内容が難しすぎるということはなさそうですが、学習の基礎を身につけ、さらに発展をさせたいという人にはぴったりな教材です。コースも目的やレベルに合わせて選択できるので、自分にあった学習ができるのも魅力の1つです。