最近では、小学校入学前にすでにひらがなが読めたり書けたりする子も多くなってきていますよね。なかには自分の名前が漢字で書けたり、算数が出来る子もいるので、入学前にどこまでしておけばいいのか心配になったりする人もいるのではないでしょうか。入学後の授業に内容についてみてみましょう。
授業を受ける姿勢
小学校は勉強をするところですが、これまでの幼稚園・保育園生活とはガラリと変わるところもあるので、入学後はなかなかおとなしく授業を受けられないこともしばしば。まずは、授業を受ける姿勢を身に着けておくと良いですね。椅子に座ってと言われたら座る、ある程度の時間座っていられる、手を挙げて先生に当てられてから発言する、基本の姿勢が学力向上へとつながっていきます。
ひらがなが読めて、正しい書き順で書ける
4月にすぐひらがなの学習が始まりますが、教室の机にはひらがなで自分の名前が貼ってあったり、お友達の持ち物と自分の持ち物を区別する必要があるので、ひらがなは読めるようにしておいた方が良いでしょう。ひらがなの学習はペースが速く、5~6月にはつまずきやすい拗音などが中心となります。書き順でつまずいてしまうと直すのにも時間がかかってしまうので、入学前に正しい書き順もおさえておくと安心ですね。
カタカナが読める
2学期あたりでカタカナの学習をするようになりますが、学習期間も短くすぐに漢字が始まってしまいます。1年生で習う漢字は80字です。ひらがなやカタカナでつまずいていると大変です。また、カタカナがしっかり定着しないままでいくと、苦手意識の元になります。入学前にカタカナも読めるように頑張っておきたいところです。
10までの数がわかる・分解できる
足し算・引き算は学校で学びます。学校の授業の教え方と違うと混乱して、そこから算数が苦手になってしまうこともあるので、あまり無理して事前に学ばなくても良さそうです。むしろ、1から10までの数を理解することが大切です。そのうえで、10は8と2に分かれる、5は4と1に分かれる、というように分解できるようにしておくとベターです。指で遊びながらやってみるのもおすすめです。
文章から読み取る力・量感覚を養っておくこと
夏休み明けに、くり上がりくり下がりのある計算がスタートします。大人でも苦手な人もいると思いますが、子どももここでつまずくことが多いです。1年生の算数の山場とも言えますね。この単元は、計算式で正確に計算するだけはなく、文章から読み取ったり具体的にイメージすることがポイントとなってきます。積み木やおはじきなどを使って、実際に問題を解いてみることで感覚を鍛えることができます。
時計が読める
授業で時計を扱うのは少し経ってからになりますが、小学校ではもちろん時間で行動するので、教室の時計は読めるようにしておいた方が安心です。入学時に読めない子どもも多いので、焦る必要はありませんが、先生が「長い針が6のところにきたら席に戻りましょう」のように言うことが多いので、家庭でもアナログ時計に慣れておくと良いですね。授業で時計を扱った際もスムーズに理解できます。
まとめ
入学前に国語や算数につながる力を伸ばしておくと、自信をもって授業を受けられますね。子どもによっては、事前に準備をしすぎると学校の授業が習ったことばかりでつまらないと感じる子どももいるようなので、授業についていけないのも心配ですが、簡単すぎて授業が面白くないとならないように、気をつけましょう。